高飛車 富士急ハイランド

data | movie | bottom

2006年の「ええじゃないか」から5年、 富士急ハイランドが満を持して登場させる大型コースター、 「高飛車(たかびしゃ)」を紹介します。 オープン日は2011年7月16日。 2010年暮れから工事が始まり、5月連休の頃にはコースのほぼ全貌が姿を現しました。 FUJIYAMA、ドドンパ、ええじゃないか、高飛車の四大コースター体制がスタートします。

高飛車

このコースターは、 Gerstlauer Amusement Rides GmbH の手がける Euro-Fighter と呼ばれる機種で、 垂直タワーからのオーバーハング・ドロップ、過激なまでにループや回転が続くコースが特色です。 Euro-Fighter は2003年ごろから登場していますが、初期のマシンは全長500m前後、高さ30m程度、回転数も3〜4回転程度でした。 Fluch von Novgorod (Hansa Park) ではリニア加速が採用され、バリエーションも増えていますが、 この「高飛車」は従来機を遥かに上回る規模と、エゲツないまでのドロップ、もはや気が狂っているとしか思えないほど回転やヒネリが連続するコースなど、見た目のインパクトも絶大です。

今回、高飛車に先行乗車できる機会を頂きましたので、そのイベントをベースにレビューを行います。 富士急行(株)の、絶叫マシンやアミューズメント事業に対する並々ならない意欲が、ひしひしと伝わってきました。 このページにも書きたいことが沢山あって書ききれないですが、随時加筆していきますので、 気長にお付き合い下さいませ。


Press Preview 2011/07/08
プレスプレビュー・レポート 駅舎の様子 工事中の様子


Course Guide 2011 〜 (試乗レポート制作中)
前編(part 1) 後編(part 2)

乗り心地の謎)
オープン前の試乗会では「気持ち悪い揺れや、プラスGの連続」で、あまり楽しめないという辛口な評価が目立ちました。 しかし、その後は「爽快で楽しかった」など、好評価に変わっていったようです。 筆者もプレスプレビュー(7/8)と オープン後(7月下旬) とで乗り比べてみましたが、ほぼ上記のとおりの印象でした。 高飛車はリニア加速や垂直タワー頂上で速度調整できるので、速度次第で評価が変わる(出来るだけ遅くした方が楽しい)と考えられます。 季節や時間帯、天候などの条件で、乗り味が変わるかもしれないので、今後も注目しましょう。

キャパシティの問題)
高飛車のライドは8人乗りの単車両。 8人乗り=ドドンパ=長時間待ちと連想され、当初から心配のタネになっていました。 一部報道によれば、500人/時間。 ライドの走行時間(発車から降車可能になるまで)は2分45秒くらいであり、乗車降車・ハーネス確認を含めて1周5分と見積もり、5台同時運行できることから、フル乗車で480人/時間と試算できます。 残念ながらFUJIYAMAのキャパシティには遠く及ばす、待ち時間も長くなりがちですが、列の進み具合はええじゃないかやドドンパより速いです。

雨天運行可能?)
雨天でも富士急ハイランドをお楽しみいただけるように、とのことでしたが、本降りの雨では、残念ながら運行されていません。少しくらいの雨ならば、すぐには休止にならないようです。

▲▲

Takabisha DATA
項目 備考
コース全長 約1000 m
最高時速 約100 km/h 約63mの直線トンネル内をリニア加速システムにより一気に加速し、約2秒間で100km/hに達する。
最高地上高度 43 m 空を見上げるような姿勢で約43mのタワーを一気に垂直上昇する。
最大落差 N/A m
最大斜度 121 度 ギネス記録認定済み。垂直巻上げから一時停止後、世界最大121度の落下角度でえぐるように落下する。
最大バンク角度 N/A 度
回転数 7
最大G N/A G
運転時間 約 1分52秒 実測では、スタートから停止まで、2分45秒前後です。
乗車定員 8 人 4名×2列×1両。小回りの利くレイアウトに対応するため、単車両を採用。
輸送能力 500 人/時間 当サイトの試算では、ええじゃないか・ドドンパの1.5倍程度。
設計・施工 Gerstlauer
※データはrcdbおよびオフィシャルサイトを参考にしました。

乗車制限: 身長130cm 〜 年齢10歳 〜
(詳細および最新情報は、オフィシャルサイトまたは現地にてご確認下さい。)

▲▲

EXIT | HOME