
『アンビエントを指向するが、、、』
ドラムスのアンドレアス・ホフマンとクラウス・ディンガーは既に脱退。 リズム隊不在の穴は大きく、前作のような演奏レベルを維持できず、アプローチ変更を余儀なくされたのではないか、と推測される。 そこで、新たなリズム音源として採用されたのが「リズムマシン」である。 収録曲 "Klingklang" でリズムマシンが初披露されている。 この作品は次回作収録の "Tanzmusik" へとバージョンアップし、そして出世作 "Autobahn" へと昇華する。
本作を通して聴くと、全般に静的な演奏で脱・音楽的な側面もあり、アンビエントの走りであることに気付く。 私がこのアルバムを初めて聴いた頃、プログレ仲間の間では「冗談キツイ、手抜きアルバム」として話題になったが、こうして今聴いてみると、非常に心地よい見事なアンビエント作品であることを再認識させられた。
Ralf Hütter : Orgel, Elektr.Klavier, Bass, Rhytmusmaschine, Glocken, Harmonika
Florian Schneider - Esleben : Flöten, Geige, Gitarre, Mischpult, Glocken
(Engineer : Conrad Plank)
この作品もファーストアルバムと同様に公式には未CD化であり、Germanofon盤、Crown盤で聴くことができる。
| Track | Time | Title |
|---|---|---|
| 1 | 17:27 | Klingklang |
| 2 | 2:55 | Atem |
| 3 | 3:49 | Strom |
| 4 | 5:27 | Spule 4 |
| 5 | 9:37 | Wellenlänge |
| 5 | 3:16 | Harmonika |
| Total | 42:31 |
オフィシャル版ではないので、ローカルに保存されたマスターが使用されているのかも。 盤起こしの可能性も考えられるが、そうであるなら針ノイズは丁寧に除去されているようだ。 音質は後発のCrown盤に若干の優位性が認められる。 Germanofon盤では、ほぼ目立たないながら、クリック音が聞こえる箇所がある。 一方で、Crown盤はTrack3の終盤にマスタリング不具合と思われる致命的なノイズがある。 すなわち、決定盤は存在しない。 高品位マスタリングによる正規リリースを期待したいところである。
SoundCloud "The Kraftwerk Database"の音源は、未評価。
ファーストアルバムの色違い。画像はGermanofon盤。Crown盤は「2」の文字が削除され、ドットも粗くて汚いです。