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Alle Titel von Hans-Joachim Roedelius & Dieter Moebius イーノとのコラボレーションを経て制作された本作で彼らは、 これまでの叙情性を覆い隠し、新たな境地へと踏み出した。 アンビエントから珍妙な作風へ。 へんてこな音に、もたもたしたメロディ、とでも形容しておきましょうか(笑)。 プロデュースは元タンジェリン・ドリームのピーター・バウマン。 序盤はバウマン節がはっきりと出ているが、アルバム後半を占めるタイトル曲は、1990年代のコンサートを彷彿とさせるもので、Clusterとしての完成形かもしれない。 #1(進む)はモロにバウマン節。クラスターらしいのは、ストリング・シンセのリフくらいである。 #2(プロテーゼ(失われた体の一部を交換))はリズムマシンと掛け声みたいなもので、やはりバウマン節。 どことなくNetwork 23(Exit収録)に似ている。 いきなりカットアウト終了。 #3, #4(緯度), #5(時々)は、純粋なクラスター節だろう。 ただ、従来のような音場形成ではなく、「生」な電子音やピアノによる、ヘロヘロしたメロディだ。 前作とは違ったアプローチながら、不思議な郷愁感を呼び起こされる。 アルバムの山場は、やはり#6(Big water)。3パート構成だが、シンフォニックと呼べるシロモノではない。 ゆったりとしたソロ・ピアノでスタートするが、次第にパーカッション群や電子音が加わっていき、混沌とした音群へと変化していく。 しかし、やはりClusterサウンドで、サイケ風味はない。 8:20、いきなりトントコトントンとドラムスが入って、ガムラン風のリフレイン、モタモタしたシンセが鳴っている。 グルーヴ感は皆無だが、時折ブレークビーツ調になるので笑える。 13:30、暗転。カチカチカチカチ....と小気味良く続くパーカッションをバックに、ヘロヘロした現代音楽風のメロディ、そして叙情的なピアノに引き継がれ、消えていく。 |