Cluster II (1972)Cluster
![]() (Brain/Polydor POCP-2385) 作品紹介『音群(クラスター)に翻弄されるスリル体験』 ブレイン・メトロノームへの移籍後にリリースされた、クラスターの第2作目。 演奏形態は前作を踏襲したものであるが、曲の展開や構造については機知に富んだものになり、格段に進歩したといえる。 重厚なドローンや機械的なリフレイン、あるいはミニマルなギターなどを取り入れて、トランス感も抜群である。 時には明確な旋律やアンサンブルさえも現れる。 初期の代表作との呼び声が高い。クラスターというネーミングは、「トーン・クラスター」という演奏手法からとられたものと言われる。 トーン・クラスターについて筆者はよく知らないが、周波数特性の隙間がなくなるまで音を重ねて詰め込んでいく、という意味らしい。 確かに、前作やこのアルバムを聴くと、なんとなく納得がいくような気がする。 このCDは国内盤で、「ジャーマン・ロック・コレクション」という、1800円の廉価版だ。 ただ次回作以降、Clusterの音楽性は二転三転(迷走?)していく。 その経緯は、ミヒャエル・ローターとの共作 Harmonia と、ブライアン・イーのとの共作 Cluster & Eno を含めて堪能いただきたいと思う。 Alle Titel von Dieter Moebius, Joachim Roedelius & Conrad Plank 収録曲目
曲目紹介
音質評価若干ガサつく感じもするが、古さを感じない高音質と言えます。 ジャケットについて躍動感のあるデザインは彼ら自身によるもので、ブックレットを広げて鑑賞すれば、遠近感やリズム感をより身近に感じることができる。 そのまた昔、邦題は「幻星」だったが、ジャケットからの連想と思われる(というか、これは弾けるイメージを表現したもので、星じゃないと思うが)。 当時のエレクトロニック・ミュージックは、もの珍しさのせいか「宇宙」に結び付けられる風潮があった。 それっぽいブッ飛んだ邦題が付けられていたような?どうだったっけ? 見開きには、使用された「装備」の貴重な写真が掲載されている。
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