Kluster / Zwei - Osterei (1971)

Captain Trip CTCD-542 - total time 59:46

『物好きにも程がある布教活動は、はたして順調だったのか?』

「Kのクラスター」2ndアルバムで、タイトルは「2nd - 復活祭用の絵卵(イースターエッグ)」という意味。 前作と同じく、布教テキストが収録された。 コンラッド・シュニッツラーのインタビュー記事(ブラウザの戻るボタンを使用ください)では、 前作と併せて1日で録音されたそうだが、データでは約10ヶ月後と矛盾あり。 演奏の素材は同日録音で、アルバム制作のためのタイムラグと解釈しておく。

#1 Electric Music Und Texte
セロをギコギコ演じるドローンに、鍋やバケツのパーカッション(前作よりは控えめ)と、よりエレクトロニックになったエフェクトや電子音が絡んでくる。 タンジェリンドリーム/エレクトロニック メディテーション1曲目のスタイルに近いかも?だけど、それよりもずっと冷徹に洗練されている。 タイトルにも表示されるとおり、布教活動のためのドイツ語テキストあり。 今回の喋り手はオッサン。 演説のようにアジテーションをかましているが、ここでも音量バランスがおかしく、やたら声がデカい。 まぁ男声なので、前作よりは幾分まろやかであり、聴きやすいかも? いずれにせよ、ドイツ語の厳めしさが際立つ、強烈なアヴァンギャルド音楽であることに変わりない。 慣れてくると、クセになるかもね。

#2 Electric Music
1曲目と同等スタイルながら、エフェクタが派手に暴れまくっている。 インストゥルメンタル。

#3 Cold Winter 1971
このCDでのみ収録される貴重な発掘音源。 単音ドローンに、間欠的なパーカッションやドラが加わる現代音楽風の作品である。 要は前作のボーナストラックと似たり寄ったりだが、こちらの方がパーカッションの頻度が高いらしい。

このCDはキャプテントリップが2006年に制作した、オリジナルジャケット復刻版。 裏側の金属製金具も再現されている。 2012年にBureau Bレーベルから後継版がリリースされたが、現物を見たことないので詳細不明。 Bureau B版は本編のみ収録でボーナストラック無し。

  1. Electric Music Und Texte 22:30
  2. Electric Music (Kluster 4) 22:17
  3. bonus track :
    Kluster-Eruption : Cold Winter 1971 14:57
Konrad Schnitzler, Dieter Moebius, Hans Joachim Roedelius
Engineer : Conrad Plank
Voice : Manfred Paethe
Recorded 1970/12/21

Kluster / Zwei - Osterei (1971)

Think Progressive TPCD 1.807.028 / Captain Trip CTCD-129

『役目を終えたリイシュー盤だが、ボーナストラックに価値あり』

このCDはThink Progressiveレーベルの輸入盤に日本語解説を付けてキャプテントリップが1998年にリリースしたアイテム。 プラスティックのレリーフを埋め込んだ特殊仕様ジャケットは再現されず、赤色(単なる色違い)のお座なり残念アートワークだが、メビウスがデザインした由緒正しい?もの。

今となっては、本アイテムの価値はボーナストラックということになる。イギリスのYHRからリリースされたカセットとのことで、これも現代音楽に近い。 偶然かもしれないが、Cold Winter 1971と類似している。

このCDは、シリアル・コピー・マネージャが掛けられている。 すなわち「音楽用CD-Rに録音された子コピー」扱い。 携帯音楽プレーヤーに転送しようとすると、ツールによっては著作権管理の名目で拒否される恐れあり。 まぁExact Audio Copy, foober2000, Lameのようなフリーソフトを使えば解決できるハズだが、それなりのスキルは要求される。

  1. Part 1 (22:36)
  2. Part 2 (22:16)
  3. bonus track :
    Cluster & Farnbauer Live at the Wiener Festwochen Altarnativ 1980 (15:10)


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