|
|
|
|
![]() |
|
|
|
||
|
Edgar Froese / Chris Franke / Peter Baumann 『ダーク・アンビエントの魁』 ピーター・バウマンをメンバーに迎え、1970年代の黄金期がスタートする。 一方で前作のメンバー、スティーブ・シュローダーはゲスト扱いになっている。 また、ゲスト参加のフローリアン・フリッケは、ポポル・ヴーPopol Vuhの中心人物だ。 セロのカルテットについては、情報検索を試みたが、このアルバムの情報しかヒットしなかった。 本作は当時としては、実験的を通り越して、冒険的でさえもあった。 アナログ盤では2枚組みの大作で、1面1曲の全4曲。 全編、脱音楽的でダークなアンビエント・サウンドに徹し、ビートも一切入らない。 その大半において、メロディらしいものも無ければ、展開もない。 闇に沈み込むような音群が、グォーーッと渦巻いているようだ。 平たくいえば、古典的なお化け屋敷の「ひゅーどろどろ」みたいな音が、あちこちで現れる。 高音域を抑えた、浮遊感ある音作りが特色で、実験的ながら刺激的なサウンドを避けているのも、注目できる。 シンセサイザなどエレクトロニクスを本格導入した作品であるが、単にシンセを使えば出せる音、というわけではなさそうだ。 どんな方法で音作りしてるのだろう?と考えながら聴くのも、楽しいものである。 前作までは耳タコ状態だった、A Saucerful of Secrets風味は、完全に一掃された。 かつての日本盤(アナログ)は「我は時の深淵より叫びぬ」みたいな、面白すぎるタイトルが付いていたと記憶している。
#1 Birth Of Liquid Plejades(澄んだプレアデスの誕生)
#2 Nebulous Dawn(ぼんやりとした/星雲状の夜明け)
#3 Origin Of Supernatural Probabilities(超自然的な「ありそうな事柄」の起源)
#4 Zeit(時/潮流)
参考までに、このアルバムは、初期のオフィシャルサイト(www.tangerinedream.de)において、不遇に扱われていた。 |
![]() |
![]() |
|
A) 裏表紙 |
B) 見開き |
|
表紙の日食と、裏表紙の月面(図A)に象徴される、いわゆる「宇宙サウンド」。 見開きは(図B)鍾乳洞を思わせるデザインで、どちらも瞑想的なイメージである。 図Bの「地平線」上に立っている白い人物(画像では点にしか見えない)は、フローゼの息子ジェローム(Jerome Froese)である。 それでは、以降に古いCDのアートワークを載せてみる。 |
![]() |
![]() |
|
C) Jive Electro版 |
D) Castle版 |
![]() |
![]() |
|
E) Castle版 |
F) Castle版 |
|
図C) はJive Electro版。青色ジャケットというだけでなく、トラック4の最後が切れていた。 なので、Relativity版を見つけたときに買い直した。 こちらは完全収録ながら、Jive Electro版に比べてノイズが多かった。 どちらもCastle版入手後に手放した。 図D) - 図F) は"Faithfully Restored Artwork"のCastle版。 階調が飛んでいる、トリミングが不適切、見開きはモノクロで不完全。 ちなみに図Eでは白抜き文字をレタッチツールで消している。 オリジナルアートにこだわるなら、国内盤の紙ジャケットをお薦めする。 |