Conrad Schnitzler
Blau (1974)

Captain Trip CTCD-545 - total time 60:31

  1. Die Rebellen Haben Sich In Den Bergen Versteckt 18:48
  2. Jupiter 19:32
  3. bonus tracks :
    Wild Space 1 4:27
  4. Wild Space 2 4:31
  5. Wild Space 3 3:27
  6. Wild Space 4 2:57
  7. Wild Space 5 2:44
  8. Wild Space 6 4:13

1974年に発表された「Blau(青)」は「Rot(赤)」に続く、初期のソロ作品である。 これらは当時、プライベート・アルバムとしてリリースされた。 本作でも電子機器が全面フィーチャーされ、冷涼なエレクトロニック・サウンドが主役ではあるが、 陰の主役というべきコンさん自身による(と思われる)エレクトリックギターやスキャットにも要注目だ。

初CD化は2001年、Marginal Talentレーベルから。 このCDはキャプテントリップが2006年に制作した、オリジナルジャケット復刻版。 ジャケットの青色を再現するため、オリジナルに近い色合いの画用紙を輸入して製作したそうである。 2012年にBureau Bレーベルから後継版がリリースされたが、現物を見たことないので詳細不明。

#1 [反乱軍は山に隠れています]
静寂の電子音に導かれ、そしてガムランを思わせるメタリックなシーケンスに移る。 しかし、この奇妙で尖ったサウンドは、一体何と表現したら良いのだろう。 1974年のものとは思えない、未来を感じるサウンドだ。 アンビエントで心地良く、意外にノリの良いフレーズに身を任せ、極上のトリップを楽しもう。 そして、エレクトリック・ギターが虚ろなコードを鳴らしながら、消え入るように終わっていく。 ちなみに、曲名は便宜上付けられたもので、特に意味は無いそうだ。

#2 [木星]
周期的に繰り返す電子音と不明確なシーケンスが衝突し合うトラック。 #1と違って、さほどリズミカルではなく、シーケンスによる音群という感じだろうか。 時間を追うごとに内省的サウンドに変化していき、終盤はコズミックなアンビエントになる。 鼻歌のようなものが聞こえてくるが、コンさんの声かなぁ。

#3-8 [ワイルドスペース(未知領域)](ボーナストラック)
Marginal Talent, Captain Trip, Bureau BすべてのCDに収録されるボーナストラックだが、Marginal Talentでは無題だった。 6トラック構成だが切れ目無しの、実質22分強の長編になっている。 周期的な効果音、メロディの不明確なミニマル、アンビエントなバッキング、全てがブリリアントな電子音。 後半のアップテンポでエスニックなビートの応酬が圧巻。 #4ではZugのリズムトラックが、そのまま使われている。

難点があるとすれば、#1の音量が小さいこと。 #2, #3以降を続けて聴くと、少々ウルサい。 携帯プレーヤーなどで聴くなら、#1の音量を+3dBくらい上げてから転送するのも有り。 波形確認したところでは、ぎりぎりクリップしないで済みそうだ。

参考までに、 Marginal Talent版のアートワークを掲載する。 これは「青」というより水色だな。 ブックレットを開くと、すべてブランク。 このバージョンもキャプテントリップから国内盤(CTCD-337)としてリリースされたことがある。



Marginal Talent MT-507
8 page booklet


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