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アルバムを通して聴くと、フェイドインで始まるミニマルが、そのままフェイドアウトするケースが目立つ。 音質も芳しくない。ヒスノイズの音量が異様に大きく、音が濁って聞こえるトラックもある。宅録風。 #1は、ユニークなフレーズのミニマル。Zuckerzeit を継承する作風で、ギターが前面に出てきている。しかし、音質は悪い。#2は心臓の鼓動を思わせるリズムに電子音が加わり、静かな瞑想サウンドに引き継がれていく。そしてリバーブの深い、アップテンポなリズムマシンが流れ、低空を疾走するように加速する。緊張感の高いアンビエントで、Ash Ra Tempel(1st)の後半を思わせるが、ドラッグ色は皆無で、乾いた質感だ。ノンビートのシンセ音にかき消され、鼓動が聞こえてくると大詰め。#3はヘンテコなミニマルで、リズムマシン付き。始まったら最後まで同じ。#4は、リズムマシンを使っているが、NEU! のアパッチ・ビート風に仕上がっている。ローターのリズムギターもしっかり聞こえ、Ashra 風にも思える。心地良い、お薦めトラック。#5は、歪んだ音のギター多重録音。うねるような音響で、メロディもリズムも無い。#6もギターであるが、こちらはアンビエントなミニマルで、浮遊感たっぷり。フェイドアウトと思わせて、アップテンポなミニマルがスタートし、昇天して終了。#7は、#4を更にアップテンポにしたようなナンバー。リズムマシン音が加工されている。#8は「ハウス・ミュージック」とのタイトルだが、現在で言うところの「ハウス・ビート」ではない。ギターとエレピを重ねて、淡々と音を曇らせた演奏に、電子音を伴うリズムマシンが乱入、やがて去っていくと、先の演奏が再び現れ、消え入るように終了。 個人的なお薦めは、#2, #4, #6, #8 といったところかなぁ。
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