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『クラシックによる前衛的カヴァー』 ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi)の ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』(Il cimento dell'armonia e dell'inventione) 作品8(全12曲)のうち、 第1曲から第4曲が『四季(Le quattro stagioni / The Four Seasons)』と呼ばれている。 『四季』全曲のカヴァー作品はジャズ・ロック・メタル・フュージョンなど数多く発表されているが、このサイトをご覧になる方なら Los CanariosのCiclos(1974)がなじみ深いのでは、と思う。 CiclosのオリジナルLPは2枚組み、73:30に及ぶ気合たっぷりの大作。オリジナルパートも多数追加されたExtended Versionでもあった。 一方で本作The Electric V.は88分で、2CDの規模になる。 特徴として、各楽章を複数バージョン収録し、これを組み合わせた展開であること。 音響面は生録, パーカッション類やエレクトロニクス(サンプラー, シンセサイザ, エフェクタ)を多用するものの、 基本は室内楽であり、純粋なクラシック音楽としても楽しむことができる。 制作者のトマス・ヴィルブラントはクラシック作家や指揮者を本業としており、 クラシックの見識による実験的作品としても興味深い。
[春] CD1: 1-10
[夏] CD1: 11-14
[秋] CD2: 1-5
[冬] CD2: 6-11 本作のオリジナルLPはドイツとオランダ方面と日本だけのリリースだった模様。 「オーディオチェック」なるジャンルだった記憶あり。 謎めいたジャケットアート(目が多重露光になったようなポートレート)はBjorn Traaholtによるもので、 4色のネオンサインは四季を表すようである。 オリジナルLPとほぼ同時期にCD化されたものの、Mercury盤の入手性は良くない。 1988年にDeccaからリイシューされたが、2枚ばら売りになりジャケットも変更された(こちらもBjorn Traaholtによる)。 Decca盤の中古であれば格安だったので、こちらで手を打った。 また本作と同じ手法で制作された次回作、Transforming V.も入手してみた。 実験性は控えめで、エレクトリックで聴きやすいクラシック作品集であるが、スリルには欠ける。 他の作品のうち、Mono Tonesはピアノによるアンビエント?らしい。 あとは純然たるクラシックとのことで、当サイトではリサーチを終了する。 |
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DECCA盤 Spring & Summer |
DECCA盤 Autumn & Winter |
CD1: Spring & Summer 45:00
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CD2: Autumn & Winter 43:00
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