|
『ただ、ひたすら復帰をお待ちする』
AQi Fzono Club Hits Dance Remixes Best
女性DJ2人組ユニットTrance-Rave Daughtersとのコラボレーションによる、ノンストップ・リミックスアルバム。
ソロ名義だけではなく、オーロラヘッズやファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットのナンバーも収録されている。
「年代記」や「宇宙論(リイシュー)」に引き続いて音楽活動の本格再開、
また入手不能になっている初期作品(燐光・木霊・荒廃・伽藍)の再発を大いに期待させられたのだが、ここで時間は停止。
気付けば消息不明。
ジャケットに載っていたURL(オフィシャルサイトやレーベルなど)は全て無効になっており、404か無関係なサイトに飛ばされる。
ついでにdiscogsやprogarchivesでの情報も皆無で、youtubeなどで視聴しようにも全く拾えない(2020年代に入る頃から出現するようになった、YouTubeでのAutomatonboyは必聴)。
もはや伝説(幻?)のアーティストと化してしまったようだが、本作と「年代記」「宇宙論」はamazon.co.jpでオーダーできる(ことになっている)。
「年代記」「宇宙論」などの圧倒的な存在感には、今でも吹っ飛ばされる感じなので、
ご興味あるなら、在庫があるうちに買っておくことを推奨する。
ただ、流通経路は謎であり、入荷見込み無しキャンセルを想定しておくべきかも。
「屋外レイヴ・パーティ」を思わせる、血沸き肉踊る、荒々しいトランス。
勢いは充分であるが、やたらと音がデカいのが気になるところ。
「年代記」や「宇宙論」も音が大きめだが、本作は際立ってデカい。
いわゆるLoudness Warであり、この年齢になると、とても疲れる。
こういうマスタリングが嫌いなら、クルマで聴くか、電車に乗りながらスマホで聴くしかない?
内容は最高なので、残念ではある。
Trance-Rave Cosmology Overture
オープニングはCosmology(宇宙論)から、Cosmology 5をベースにCosmology 1との組み合わせ。
そのまま次トラックに進む。
Cosmology 5 - Cyber Trance Mix
名曲Cosmology 5の、元気なハウスミックス。終盤のギターもアルバムよりも聴き取りやすい。
Electrode Land - Tokyo Trance Mix (Aurora Heads)
Cathedral 1 - Symphonic Techno Mix
Mrs. Cyborg - Love Parade Trance Mix (Aurora Heads)
畳み掛けるようなノンストップ・トランス・テクノ。
矢継ぎ早に次々繰り出されるフレーズにノックアウトされる。
格調高いメロディ、パイプオルガン、ボーカル(ボコーダー)など。
幻のCathedral 1(伽藍)が貴重。
あんの詰まったレイヴ大会で、すでに満腹ながら、まだまだ序盤。
Ibiza Breakfast - Blue Cheer Mix (Far East Acid House Quartet)
Ruins 2 - Rave Hippie Commune Mix
Chronicle 2 - Enigmatic Symphobient Dance Mix
よじれるようなシンセが印象的なRuins 2(荒廃)から、Chronicle 2(年代記)では重厚なグラウンドビートが、クラシカルな原曲を大化けさせ、新たな次元へと引き上げる。
Japanese Zippie Youth (AQi Fzono + Trance-Rave Daughters)
新曲。このアルバムにおいては珍しくメロディらしいものは見当たらない、ハードで暴力的なブレークビーツが炸裂する。
嫌いじゃないけど、Loudness Warで音が腐ってるし、短く編集しようかしら。
Cosmology 3 - Symphonic Psy Trance Mix
突如として現れるソロピアノ。しばらく聴き進めていくと、おなじみのパイプオルガンで盛り上がる。
アルバム未収録のフレーズも聴き所。
Kama Sutra Part 4 - Acid Trance Overdose Mix (Far East Acid House Quartet)
中近東風。
Chronicle 3 - Asyrah-ized Earth Tribal Dance Mix
終盤のクライマックスとしては、定番の選曲でしょう。
Cosmology 5 - Tarnce-Rave Daughters Girls Pop Mix
ラストは再びCosmology 5に戻り、Cosmology 6との組み合わせ。
ミックス自体は軽めで、唐突に始まる感もあり、いわばエピローグかもしれません。
|