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『待ちに待った長編インスト・原点回帰、再び』 タイトルから推測されるとおり、マルチトラック・レコーディングを駆使した長編インストゥルメンタル作品。 「原点回帰、再び」としたのは、かつてのEatrh Moving→Amarokへの展開に似ていることを現したつもりである。 もちろん当時とは時代背景が異なるのは、重々承知しているが。 期待と不安に胸を膨らませて聴いてみれば、「あれっ?」という感じで通り抜けてしまう。 それが第一印象。 あまりOmmadawnには似ていない。 マルチトラックとはいえ音数は少なめで室内楽的。 ギター×3、ベース、キーボード、パーカッション×2、笛くらいの編成で演奏出来そうである。 バッキングボーカルも外せないが、出番は少ない。 Mike Oldfieldは魅力的なメロディメーカーだが、本作ではMoolight ShadowやSailingのような派手さは控えめ。 しかも、かつてのような高揚感に達する寸前で、あっさり終わる。 でも、騙されたと思って5〜6回くらい連続再生してみてほしい。
[第1部]
[第2部] さすがに最新録音ということもあり、各パートの詳細が聴き取れる高音質。 アコースティックギターの弦をパッチンパッチン弾きまくっているのが強調されているかも。 音量は小さめだが、適切なダイナミックレンジが取られてることを意味するので、良い傾向である。 高速道を飛ばしながらカーステレオで聴いても、意外に映えることが分かった。 ジャケット画像(ファンタジーRPGのようなノリ)は恐ろしく冷涼で終末感が漂うが(色使いはCamel / The Snow Gooseの再録版に近い)、 出てくるサウンドは緑豊かと思っていい。 さんざん好き勝手に書いてしまったが、このような作品を聴くことができて、たいへん嬉しく思う。
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