Wild Log Coaster
reverse-running BANDIT
よみうりランド
逆走バンデットは期間限定のイベントで、一般的には4月前後および10月前後のそれぞれ1.5ヶ月間ほど運行しています。
気候の良い時期であり、オフィシャルサイトで開催時期を確認の上、パークを訪れるのが良いでしょう。
イベントのために車両の向きを変えているのではなく、
専用車両が用意されており、通常車両と逆走車両の2機が交互にスタートします。
(注)逆走バンデットは2006年秋以降、開催されていません。
- 駅舎にて
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逆走バンデット開催時は、専用の並び口があるので、逆走の列を選ぶ。
コンクリートの階段を登るとホームに出る。
フリーパスはマジックライトなので、改札の読み取り機器に手をかざしてホームに入る。
基本は手荷物持ち込み。
大きな荷物や壊れやすいものは、あらかじめコインロッカーなどに入れておこう。
特等席は最もスリリングかつ視界完璧の最後列だが、
前詰め乗車(後ろ向きに前詰め)を指示されるので、閑散日には高嶺の花になってしまう。
- 逆走ライド
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ライドは基本的に通常版と同じ(色違い)だが、シートベルトが付いている。
さすがに逆走では、ハーネスは必要かな?と思われる。
逆走のみBGM付き(タイトルは毎回変わる)でスタートする。
- 巻き上げ
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スタート後、右カーブして巻き上げに入る。
ハーネスにもたれかかるように前のめり。
ギャラリーに見送られながら、高度を上げていく。
駅舎周辺の景観から園内全域、そして関東平野の遠望へと移り変わり、ほどなく頂上。
平坦になるので景色は見えなくなる(最後列を除く)。
- 1st & 2nd ドロップ
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そのまま後ろ向きに、ずるずると下る。
風圧もスピード感もいまひとつだが、気が付けばファーストドロップのレールが猛スピードで遠ざかっていく。
そして右にひねられながら、ブーメランターンが遠ざかってゆく。
とても新鮮な眺めだ。
- 螺旋の登り
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コースが右に傾いた瞬間、強烈なプラスGに襲われる。
遂に突入だ。
轟音と圧迫の右カーブ。
逆走では、体感的には左回り。
プラスGを堪えながら後方の景色を見送るのみ。
- 丘陵を疾走する
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旋回を抜けると3度目の落とし。
緩い左カーブのピークを越えて4度目の落とし。
これまで走ってきたコースをくぐり抜け、第1高点とブーメランターンが、ぐんぐん遠ざかる。
左に大きく振られると、谷間への大落し。
でも後ろ向きなので、単なる加速という程度。
軽々と登り返し、谷間の全容が見えてくると、そのスケールの大きさに気付かされる。
- 終着駅へ
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坂を上りきり、左鋭角ターンを越すと、ホワイトキャニオンが見える。
そしてラスト2回のキャメルバックを越し、4mくらいの坂を跳ねるように登ってブレーキが掛かる。
そして駅舎まで徐行し、大満足のうちに終了する。
まとめ)
ホントに逆走しちゃって大丈夫なの?って不安はありますが、
おおらかなコース設定なので問題ありません。
予備知識がなければ、後ろ向きならではのスリルを味わえると思いますが、
コースを把握していると、乗り味は通常版とそれほど大差はありません。
高いヘッドレストに遮られ、風圧を楽しめないのが短所。
それでも、視点が180度変わる展望は新鮮かつ最高で、まさに2度おいしいイベントです。
閑散日に前詰め乗車を指示されても、通常・逆走と交互に乗れば、変化があって楽しいことを付け加えておきます。
DATA
項目 |
値 |
備考 |
最高地上高度 |
60m |
コース上の表示による。駅から最高地点までの高度差は、非公式な値だが、約45mとのことである。 |
最大高低差 |
78m |
地形を活かした高低差。すなわち、駅より約30mも降下するのだ。 |
最高時速 |
110km/h |
建設許可をもらうために、クルマのサンルーフから頭を出して高速道路をカッ飛ばし、心電図をとったという逸話があるそうだ。 |
最大斜度 |
45度 |
規制を守った仕様で、残念ながら「並み」の値です。 |
最大G |
2.5G |
螺旋コースでは、数字以上に効きます。 |
軌道延長 |
1560m |
|
運転時間 |
3分07秒 |
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制作 |
TOGO |
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乗車制限)
身長110cm未満、妊娠中の方、骨に異常のある方、飲酒なさっている方など
EXIT |
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