Most High-Speed Coaster
DO-DODONPA
富士急ハイランド

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Course Guide 2017 〜(制作予定)
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ドドンパは2016年10月2日をもって営業休止し、
スピードアップやコース変更などを行って、2017年7月15日に
「ド・ドドンパ」として再オープンしました。
変更目的や具体的な変更点については、オフィシャルリリースやニュースサイト(GigazineやYAHOO!JAPANニュースなど)、
Wikipediaなどで既に詳しく紹介されており、このコーナーでは乗り味に注力して説明いたします。
ド・ドドンパの詳細情報は海外サイト(RCDB)で初めて見ましたが、アルファベット表記(do-dodonpa)では、ドゥ・ドドンパかと思いました。
ドドンパせよ!(≒ドドンパに乗れ)と訳せば意味は通りますが、「ド・ドドンパ」が正解。
先頭に増殖した「ド」は強調を現す接頭辞(どえりゃー、とかド変態とか)でしょうかね。
- ライドに乗車
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流星のようなクールなデザインの新造車両である。
垂直ループ導入により、やはりショルダーハーネスが付いてしまった。
ただ、このショルダーハーネスは国内では初物(アクロバット@ナガシマやフライングダイナソー@ユニバに近い構造)のようで、ハーネス本体は身体に直接当たらない。
ゴム状の板を使って、間接的に身体を固定するので、痛い思いをすることは無い。
一方で、太ももから足首を固定する安全バーは廃止された。
- 発射 (Launch Time)
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172km/hが180km/hにスピードアップ。
わずかに約4.65%のアップなんて、イマドキの消費税の方がよっぽど高いやん!なんて無粋なことは言いっこなしにしよう。
One, Two, Three のカウント(音声が歪んでいて、やや聞き取りづらい)を経て、突如としてシートに張り付くような、異次元の加速。
顔面の血液が後頭部に集まってホワイトアウトするかもしれない。
空気が擦れるような轟音に包まれるものの、その加速は非常に滑らか(無用な振動は無し)で、見事という他ない。
ただ主観であるが、以前のドドンパに比べると安心感がある。ショルダーハーネスへの変更に拠るのだろう。
かつてのような極限の緊張感(不安感)は、上半身むき出しであるからこそ、だったのかもしれない。
トンネル(風防?)を抜けると暫く直線コースで、パニックロックを左に見送り、ええじゃないかが迫ってくる。
- ゼロGフォール
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ここでスピードアップを体感できるであろう。
若干ながら「浮き」がある。
かつて「単なる下り坂」と評価されていたが、大きく改善された。
ただ、ショルダーハーネスの制約により、シートから浮き上がるような感覚は期待できない。
- トンネル その2
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地面すれすれに下って、軽く右カーブしながら登っていく。
このあたりから、独特の揺れが現れてくる。
トンネルの壁にLED表示の演出あるが、速すぎて、あっという間。
堀内社長が「この投資は、あまり効果がなかったかな」とおっしゃっていたので、
将来故障したりすると、そのまま廃止されるかも?
急ぐ必要はないと思うが、今のうちに見ておこう。
- 大半径カーブ
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一気に景観が開けて、晴れていれば富士山の展望絶佳。
気持ちよく楽しみたいが、下側から突き上げるような揺れに襲われる。後ろの席の方が揺れやすい?
これもスピードアップの影響か?
痛くないので、安心して乗っていられるのだが。
手持ち撮影の動画を見れば、手ブレに苦労させられていることがよく判る。
2001年のオープン直後は非常に滑らかで気持ち良かったと思うのだが、おそらく記憶違いではないだろう。
- トンネル その3
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垂直ループ突入のために身構える場所。
トンネル内にイルミネーションは無し。
- 直径39.7mの垂直ループ
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視界が開け、ループに突入。
その瞬間だけは、ググッとプラスGが掛かってくる。
空を見上げる頃には、ふわりと空を飛ぶような気持ち良さ。
これまでの揺れが嘘のように滑らかに回転する。
ループの頂上部では30km/hほどになるそうだが、停まってしまうような不安は感じられなかった。
思いきり脱力してもOKだ。
そして落下に入る。落下時間は長く、実に軽やかで秀逸。
着地時のプラスGは、それほど強くない。
実に「美しい」ループ体験だ。
高飛車のコース後半が、より優雅になったと思えば、当たらずしも遠からず。
- トンネル その4
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トンネル前でストロボが光る。ライドフォトと思われるが、プレビュー時には売り場が公開されていなかった。
トンネル内では軽く左にヒネりながら登っていく。
残念ながら揺れが復活してくる。
- ブレーキゾーン
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左手に高飛車の待ち行列を見ながら、ガタガタガタガタッ!と鳴る。
- 駅舎への連絡コース
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左90度ターンに続いて右180度ターン。
かつてよりもスピードアップしているようで、そこそこコースターらしい動きになった。
バンクもあって、意外に良いのではなかろうか。
さすがにTDR(ネズミ)のコースターよりは遅いけど、地味ながら粋な改善と思う。
動画紹介:
ド・ドドンパ [DO-DODONPA Press Preview] Part1/4
ド・ドドンパ [DO-DODONPA Press Preview] Part2/4
ド・ドドンパ [DO-DODONPA Press Preview] Part3/4
ド・ドドンパ [DO-DODONPA Press Preview] Part4/4
Dodonpa - Before and After 2017 Refurbishment (新旧比較動画)
【360度動画】1.56秒で時速180q「ド・ドドンパ 」に乗車=富士急ハイランド
リンクのメンテナンスは行いません。ご承知おきください。
do-dodonpa DATA
項目 |
値 |
備考 |
コース全長 |
1244 m |
延長されました。 |
最高時速 |
180 km/h |
僅か1.56秒、走行距離69mで最高速度に達する。 |
最高地上高度 |
約49 m |
垂直ループ頂上部 |
ループ直径 |
39.7 m |
レールのクロス箇所から頂上部まで |
最大バンク角度 |
74 度 |
大半径カーブにて |
回転数 |
1 |
垂直ループ |
発射G |
3.75 G |
エアランチ方式 |
垂直ループG |
3.67 G |
垂直ループ突入時 |
運転時間 |
約2分40秒 |
開始警報から停止までのターンアラウンド時間 |
走行時間 |
約35秒 |
発射からブレーキゾーンまで |
乗車定員 |
8 人 |
2名×4両 |
設計・施工 |
S&S Power |
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※データはrcdb、プレスプレビューでの説明、および動画を参考にしました。 |
乗車制限: 身長130cm 〜 年齢10歳 〜
(詳細および最新情報は、オフィシャルサイトまたは現地にてご確認下さい。)
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